『瞳』



僕は主に絵を描く志事をしています


友達とかからは
自由でいいよなと
よく言われるのですが


彼らは『自由』の意味を勘違いしている



時間がありお金があることが
本当の自由ではない



時間もお金もあるのに
精神病の人もたくさんいる


かつて僕の友達もそうだった



普通では稼げないような額のお金を
手にしているのに
彼女の口から出る言葉は
いつも「不安」だった



いつなくなるか分からないと言い
常に貯金をしていた



全身ブランドに身を固め
感謝の気持ちもなく
ステータスとして高級料理を
食べていた




何千万もする
腕時計をし
他者と比較し
喜んでいた



君が腕に着けているのは
ただの鉄屑だよ?
それがなくても
君の命の輝きは何も変わらないよ

そう言っても




彼女には響かなかった
この人は何を言っているのだろう?


そんな目で僕を見ていた


僕は子供の頃から
この目を知っている


この視線は
理解できなかった者に
向けられる目だ



理解されなかった人間は
理解されない苦しみを知っている


だから
その目を
理解することができる




彼女は愛よりも
お金だと
言っていた



なぜ
愛とお金を
比較する必要があるのだろう?



愛は愛で
お金はお金だ




比較は不幸を生むだけだ




それでも彼女は
自分が自由だと思っていた



残念だか彼女は自由ではない
お金の奴隷だ



神の言う通りにするのなら
神の奴隷だ





本当の自由とは


どんな状況になろうが

どんな世の中になろうが

どんな時代になろうが




ブレない自分の心のあり方だ



だが
そこには
必ず愛が必要だ
自分にも相手にも




愛があってはじめて
自由が成り立つ





愛がなければ
それは自分勝手だ






愛があれば繁栄し





愛がなければ破滅する



とてもシンプルなことだ


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